2008年9月26日金曜日

文化。

みなさん、こぬばんわ

ベイビー ふぇいす です

おーいえ(´∀`)<ナンデモアリカー オラー


ずいぶんと、ヒサシブリねー
ダレも見ないならソレもよしー
私は元気に狩りに出ておるぞよー

HRもとっくに、灰色ならぬ薄紫になり
おざなりになった、ブログをふと思い出したヨー

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

さて、
MHFはオンラインゲームである
従って、求人区とか自由区とか
いろいろ人と接っしながらやるゲームであるな?
コレってイロイロとストレスをためたり
なんとも歯に肉のスジなんかが詰まって
気持ち悪いっていう感覚に襲われることも
多々あるのではないだろうか?

普段から、おっちゃらけーな私だがぁ
たまには、小難しいことを書いてみたりする。



まず、日本人というものはヤッカイだ。
私から言わせてもらうならば、もはや
異文化コミュニケーション並に難解である。
デジタルに慣れた諸君にわかりやすく言えば
社会的スクリプトが根本的に違うのである。

われわれが受けた教育、ここで扱われていた
「文化」がある。
それは、一般的にいわゆる「顕在文化」と
いわれ、文化的行事として形式化されたものを指す。

しかし、このような「文化」は、いわば「高尚な文化」で
あり、学問として勉強するためには必要不可欠なものでは
あるのだろうが、我々が日常生活のなかで人と接しえる
時に感じる文化とは必ずしも同じとは言えない。

「高尚な文化」は、確かに我々の生き方の基本的要素として
価値観を形成するものなのかも知れないが、それを使って
基となるプライバシーの問題を説明することは非常に困難である。
なぜ、女性の年齢を聞いてはいけないのか?とか
現代では、単に女性の年齢だけではなく、
結婚しているのか?子供の有無は?など
ある意味タブー視されているし、こういうことは日本の教育現場に
於いても 教師が生徒にすら聞くことが難しくなっている。
なぜなら、片親の子供の数が非常に増加しているからである。
しかし何故か?ということを考える人は少ない。
「それは非常識なことだからだ」
というだけではない、ナイーヴな問題について逃避している人が
多いわけだが、これをキチンと説明できる人は少ない。
あなたがたが子を持つ親であれば、どのようにしてこの事実を
教えてゆき、真の文化人とするかに大変興味がある。

ところが、「高尚な文化」は、正にそのような個人差や
時代差を越えて得られた、抽象的で包括的な価値観なのである。
したがって、文学や思想を通してそのような文化的価値観を
学ぶということは、日常生活から切り離された「学問」として
ならいざ知らず、現実的なオーラル・コミュニケーションの際に
見られる様々な事情を取り扱う場合、一向に役に立たないことが
大半を占めるのではないだろうか?

これにより、我々はその「高尚な文化」を基準として
他人とのコミュニケーションを図ろうとすることが
えてして間違いであるということを知らねばならない。

ところが近年、若者達の間にあるそういったオーラル・コミュニケーション
を円滑に行えず「高尚な文化」のみを基礎にして、その思想や理念の
解釈を自己のエゴにより屈折させ、それから逸脱するものとの関係を
排除しようとする傾向が強い。

これは学問としての文化を丸呑みしてしまい、己の実経験というもの
すなわち、人の痛みや悲しみ、喜びや幸せについて、多角的に
考察するということが出来ないことに他ならない。

智識が豊富であっても、経験が少ない者は
図書館にある、誰も手をつけない蔵書と同じである。

経験が豊富ではあるが、無知な者は
壊れるまで動き続ける、産業機械のようなものである。


いろんなことを知っていても、それを活かせるための
経験を積み、真に博識となるには時間が必要だし
大変多くの時間をかけて、いろんなことを体験してみても
なぜか?ということを理解できる智識がなければ
いつまでたっても、同じことを繰り返す羽目になる。

思考を停止し、それとなく聞こえの良いものに陶酔し
従うことは、自由の身でありながら不自由な生き方である
と心してほしいものだ。

少々脱線気味になったが、
我々が不快に感じる、対人関係における諸問題について
解決の糸口は自身の中にある、謝った認識と思いやりの
欠如であるということを今一度見直すべきである。
当たり前すぎることを今更言ってはいるものの、本来
気を使う・・・という単純な行為は、度が過ぎればそれもまた
他人への不快感に繋がる。

何がいけないのか?何が不快であったのか?
何故そう言ったのか?言われたのか?
そこが問題であって、
行動を起こしたものが悪い、という簡易すぎる結論は
経験したが、答えを得たことにはなりえないのだ。


こういった教育という根本が捻じ曲がっている
世の中にあっても、我々は真に思考する能力を持っている。
今、我々が思い描いている幸福や常識というものは
すでに間違っているかも知れない、という意識を持って欲しい。
そうすれば、人との関係において、それが初対面であろうが
既知の存在であろうが、見事なまでに理解のほどを示す
ことが可能になるだろう。


ゲームという一つの文化、ここでも凝り固まった
思考しかもてない若者が多い。
我々はもっと自由で、もっと快活に生きて然るべきである
と、私は声を大にして言いたかったのだ・・・。



いじょ。

2008年9月3日水曜日

引退。

みなさん、おはよーさん。

おいらはオイラー

e^ix=cosx+isinx

マクローリン展開ってナヌ?(’’



ご無沙汰しております。
ゴブゴブ言ってすいません、自爆しますね(ォイ
スタンで止められたらしいのでナシ。


他ゲームに浮気してみたり、
本気でMHFで効率狩りしてみたり、
まー、本域で忙しい(暇じゃない

そんなわけで
気が向いたから書いてみる(´ー`)

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


ふと思い出す光景がある。

渋滞する道路にウンザリしながら煙草に火をつけるとき。
ウィスキーグラスの中で氷がカラリと音を立てるとき。
そんな何ということのない日常の中に
その光景は突如として蘇るのだ。

小さな波を立てる水面。
反射した日差しが、見るからに重そうな大振りで
使い込まれた大剣から発した光が
彼の顔にきらきらと映し出される。
彼の隣には彼の横顔を見つめる私がいた。

感傷とは違う。
それは、もっとリアルな感覚だ。
あえて言葉に直せと言われれば、
私は「追悼」という言葉を選ぶだろう。
懐かしむのでも、慈しむのでもなく、私は悼むのだ。
その時の私を、その時の彼を、
そのとき私たちが持っていた何かを。

私は心から悼む。





その年の夏が始まる頃、
私は、少しばかり疲れていた。
慌しい毎日と、長年に渡って経験してきた
すべての出来事、いや、人生に於ける多くの災難
または、不自由さにとでも言うべきものに。

その日は、いつも以上にハードな一日だった。
ただただ疲弊した体を引きずりながら帰宅し
思いのほか時間があることを呪いながら
いつも通り、酒と肴で喉と腹を満たした。

そして、無為に浪費していく時間と金を
惜しいとさえ思わずにいたときに
ふと目に付いたサイト・・・。

これなら少しは暇つぶしできるか。

そう、ただの気まぐれ。
だったはずだ。


1時間もすれば、私はコントローラーを握り
画面の前でボーっと成り行きを見ていた。

活気付いた街には多くの狩人達で
一種異様な雰囲気を帯びていたが、
それも私には無縁なものであった。
大きな声で、目当てのクエストへの
参加を募っている狩人。
自分の装備と腕を披露しようと意気込む狩人。
その内にある、虚栄心と物欲と何かわからぬ
ドロドロしたものを抑えているが、どうにもギラついた
その気持ちだけは抑えきれていないように見えた。

5年もネットゲームに浸っていて
今更、新規ゲームに参加するのも
なんだか違和感でイッパイだったが
そんなものは、クエストをこなすうちに
掻き消されてしまい、気づけばWMを買いに
コンビニへ走っている私がそこに居た。

大型モンスターとの手に汗握る死闘。
武器による直接攻撃で、伝わる振動、
明らかに手ごたえがあった。
まるで、自分の手に握られた武器が
あたかも、人智を超えた生物を怯ませ切り刻み
そして、息絶えるまでの全てが新鮮だった。

あらゆるモンスターを狩り付くし
次から次へ実装される装備を作り
そして、あらゆる局面で仲間を募り
私たちは、何よりも狩りに没頭していった。

紆余曲折を経て
前作を一切プレイしたことのない私も
いつしかベテランと呼ばれるようになっていた。
装備がどうだ、腕がどうだ、そんなことを言いながら
競い合い、語り合い、時に詰り合いながらも
それは楽しい一時を齎してくれる、さながら
ココに実在する生きた人として生活を送る
そんな錯覚さえおこしそうだった。
生き死にを擬似化し、必死に目的のために
邁進する日々・・・充実感もあったはずだ。

あれから1年。
我々が生きるべき道は別つ時がくるものだ。
それは、どの世界に於いても附いて回る
彼らは一人、また一人と去っていった。
人とは飽きる生き物である。
飽きるがゆえに、さらなる向上を目指し
退屈という魔性から逃れようとするのだ。
それを止める権利は誰にもない。
個人の欲するものが変質してしまえば、何も残さない。
たしかに私たちの中にあった何か、それを簡単に
失ってしまうのである。

そして、
また一人、親しくしていた彼が逝く。
最後の狩りは二人でいこうと決めていた。
初めて行った、密林レイア。

彼はベースキャンプでおもむろに釣りを始める。
私も黙って彼の横に立ち、ゆっくりと竿を垂らす。

楽しかったなぁ・・・

そうだねぇ・・・

餌を取られても、一向に気にせず
ただただ水面を眺めている。
結局、釣果があがらないまま、互いに餌が尽きるまで
ただそうして過ごした。

行くか・・・。

・・・・うん。


彼は強走薬グレートを一気に飲み干し
背中を向けて走り出した。
私もそれに続いた。

彼の背中は多くを語っていたが
応えることはできなかった。

辞めたくない。
辞めないと。
行きたくない。
行かないと。

ありがとう。

私は彼の背中に聞こえないように言った。




いじょ。